その他の眼の病気
白内障・屈折異常・老眼・ドライアイ・緑内障以外でよくある眼の病気の症状と治療法をご紹介します。
早期発見・治療することで、病気の進行を抑え、眼の健康を維持しましょう。
眼に違和感があるときや困ったときは放置せず、まずはご相談ください。
結膜下出血
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結膜下出血
結膜下出血は、結膜下の小さな血管が破れることによって起こります。50才台以上に多いので血管の老化も関係しています。出血により、白目(結膜)の部分がべったりと赤く染まってしまいます。たいていの場合、血液は1〜2週間程度で自然に吸収され、眼球内部に入ることはありません。
治療は必要なく、自然吸収を待ちます。たいてい1週間位で消失します。
目の外傷が原因で起こった場合には、治療が必要な場合があります。
アレルギー性結膜炎、花粉症
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アレルギー性結膜炎、花粉症
アレルギー性結膜炎は、花粉やハウスダスト、動物の毛など、様々なものが原因となって発症します。症状は強いかゆみ、充血、流涙などで、白っぽい目やにが出ます。花粉が原因の場合は、春先や秋にひどくなることが多い病気です。
花粉やハウスダストなどにさらされると、肥満細胞とよばれる免疫細胞がヒスタミンなどを放出し、血管を拡張させて充血やかゆみを起こします。
治療は、まずヒスタミンをブロックする抗アレルギー点眼薬を用います。副作用が少なく、長期にわたって安心して使用できます。
効果が不十分な場合に限って、ステロイド点眼薬を併用します。ステロイド薬には、眼圧を上昇させて緑内障を誘発したり、白内障を誘発したりするなどの副作用があるので、必ず眼科医師の診察をうけながら使用することが大事です。
また悪化する季節が分かっている場合には、あらかじめその季節の1ヶ月前ごろから、抗アレルギー点眼薬を予防として点眼しておくのも、非常に効果的です。
糖尿病網膜症
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糖尿病網膜症
糖尿病網膜症は、日本の成人の失明原因の第2位という恐ろしい病気です。高血糖が長く続くことによって、網膜の血管が損傷を受け、変形したり詰まったりして、網膜に酸素が行き渡らなくなってしまいます。そのため網膜が酸欠状態に陥ります。この新しい血管はもろいため、出血を起こしやすく、網膜剥離を起こすことがあります。糖尿病網膜症は自覚症状のない場合も多いので、糖尿病の診断を受けたら定期的に眼科検診を受けましょう。
治療はレーザーを用いた網膜光凝固術で出血を抑えたり、重症時は硝子体手術により眼の中の出血や増殖組織を取り除きます。
円錐角膜
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円錐角膜
通常、角膜はドームのような形をしていますが、これが円錐状に突出し、中央の部分が薄くなってしまうのが円錐角膜です。初期は近視や乱視などの視力低下が現れます。やがて突出が進行していくと、眼鏡やコンタクトレンズでの矯正が行えず、大きく視力が低下してしまいます。
初期にはハードコンタクトレンズを装用して、視力を補い、病状の進行を抑制します。
コンタクトレンズがひんぱんに脱落したり、異物感が強くて日常生活に支障をきたす場合には、角膜移植により治療を行います。円錐角膜は、移植後の予後が最も良い病気でコンタクトレンズで視力が十分でなくなったら専門医と相談しましょう。
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